2008年08月03日

ETFが廃業することって、あるの?

NHさん、京都人さん、

ご質問ありがとう!。

これらETFを組成している証券会社なり銀行なりが倒産した場合、そのETFはどうなっちゃうんでしょうか?(京都人)

ETFって上場廃止になったりはしないんでしょうか?ETFを提供する証券会社の倒産の他、出来高があまりに少なくなると、ひょっとするとなくなっちゃうんじゃないかなと思うんですが。(NH)


まず「ETFって、廃業すること、あるの?」という問題ですけど、これはあります。

実は、、、じゃんじゃん廃業しています!

今年に入ってからだけでも25本のETFが廃業しました。

そこで、そもそも何故ETFが廃業するのか?

そのへんから考えてみたいんです。

ETFを組成するにはいろんな経費がかかります。

たとえば弁護士に支払う費用だけでも100万ドルくらいかかる場合もあると聞いています。

ETFはどのような投資対象をターゲットにしたファンドにするか(=例えば石油とか、外国株とか)によって「1940年投資会社法」に基づくか、それとも「1933年商品取引法」に基づくかが決まってくるのです。

また、ETFはいろんな「特例」条項に基づいて証券取引委員会から「ノン・アクション・レター」という例外を認めてもらわないといけないケースもあります。

そんなこんなで、いろいろ弁護士の費用がかかるわけ。

また、監査をやってくれる監査法人を雇わないといけないし、トランスファー・エージェントという株としてのETFの発行や償還の面倒を見る業者も必要です。さらに株主サービス業者や会計士などなど、、、いろんなサービスを受けるにはコストがかかります。

そのうちの或る部分はファンドの資本としてキャピタライズ(何年かかけて償却します)出来ると思うし、また或る部分は運用フィーのなかから落とされるものだと思うんです。

でもいずれにせよ沢山維持費がかかるから、ETFそのものの規模(資産)が小さすぎると、この維持費が出せなくなっちゃうと思うんです。

大体、運用資産で2億ドルくらいは無いと、ゴーイング・コンサーン(=長続きする会社)とは言えないのじゃないかな?。

ETFを運用する会社の見地からすれば、5000万ドルの運用資産が無ければ、たぶん、赤字。

いま、アメリカには約800のETFがあるけど、ウォール・ストリート・ジャーナルによるとそのうちの369本は運用資産が5000万ドルに達していないから、廃業予備軍だと思うんです。

だから出来高閑散のETFは先ず資産総額をチェック!。

それであんまり小さいETFは買わないようにしよう!。

ETFが廃業する方法としては他のETFに身売りする方法というのがあると思います。

それから清算する場合だとそのETFが持っている現物株のポートフォリオを渡されるというケースもあるのかも知れません。(→これは正確な説明かどうか自信ないです。)




posted by 踏み上げ太郎 at 10:34| Comment(7) | ETFの廃業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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