2008年08月01日

ETFの実際の流動性は見かけより高いって本当?

さっそく質問サンから「ETFは見かけより実際はもっと流動性があるとききますが、本当ですか?」というご質問を受けました。

質問ありがとう。

う〜ん、我々個人投資家の場合は隠れた流動性はアテに出来ないんじゃないですか?。

説明します。

ETFを最初に作る際にどうするか?というと、特定の金融機関から既に持っている、インデックスと同じような銘柄構成からなるバスケットの供出を受けるんですね。チョッと語弊があるかもしれないけど、まあ、言ってみればタネ玉ですよ。

それを根拠にみんなでそのバスケット(=ETF)を売り買いする、、、、

そんなイメージかなぁ。

つまり我々がニューヨーク証券取引所やアメリカン取引所で売買するETFは「この証書を持ってれば、バスケットの構成銘柄を現引きできますよ。」という約束の紙きれだと思ってください。

でもね、500株とか1000株とかのちいさいロットだと、それに代表される現物株を貰い受けたいと主張しても、個々の銘柄は0.00001株とかになっちゃうわけよ。そんなの一株以下に輪切りに出来ないよね?。

だから「個人投資家の小さいロットでは現物交換は遠慮してください」という感じのルールがどのファンドにもあると思うわけ。

これに対して大口投資家の場合は現物に交換したり、またETFに直したりできるわけ。

たとえば大口機関投資家が或るETFにまとまった買いを入れたとするよね?。

その場合、余り注文のサイズが大きければETFの売り板が薄くて株価が飛んじゃうかも知れない、、、

そういう突拍子も無い値付きを避けるために予め指定された金融機関がその注文のサイズに合わせた現物のバスケットを自分の手持ちの駒のなかから出してきてETFにして売り向かうわけです。

このように大口投資家同士では現物のバスケットをETFにしたり、逆にETFを現物で引き取ったりする特権があるのです。そういう裁定が効くから場でついているETFの値段が指数そのものと余りかけ離れた値段にならないわけです。

たぶん、「ETFはみかけの流動性より、必要であればもっと流動性を増すことが出来る」というコメントはこの仕組みの事を言っているのじゃないかしら?。

だけど我々個人投資家の場合は現物バスケットとETF間の裁定などに参加できないから、やっぱり場に出ている売り物、買い物の板の範囲内で売買を成立せざるを得ないと思うわけ。

結論的には薄商いは、やっぱり薄商い。

だから商い閑散のETFはちゃんと指値を切って注文してね。

posted by 踏み上げ太郎 at 12:52| Comment(4) | ETFのしくみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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