2008年08月27日

身の回りに転がっている投資アイデア

『ダイヤモンドZAi』の10月号を編集者の方に送っていただきました。

どうもありがとう!。

それを見ていて、「あっ!」と思わず叫びたくなるような記事に出くわしました。まさに、「イヌも歩けば棒に当たる」だな、こりゃ。

その記事というのは;

「賢い投資家のための投信選び3か条」

というタイトルの記事です。(84ページから)

若林雄二さんと言う方が「シャープ・レシオとアルファをちゃんと見て、投信を選んでください」と提唱しているわけだけど、そこで示された:

投信BEST50

というリストを見てぶっ飛んだんです。

なんとバイオテクノロジーとかゲノムのファンドがごろごろ入っているからです。

トップ50の投信のリストをパフォーマンスの高い順に並べ替えると、上位20のうちに5つもバイオないしゲノムのファンドが入っている、、、。

因みに公募投信3198本がユニバースなんだそうです。

しかもシャープ・レシオやアルファを加えるとバイオ、ゲノムはかなりいい線行っているのです。

いまBEST50に選ばれたファンドの少なからぬ部分は所謂、ベア型ファンドだったり、コモディティー・ファンドです。

ロングという考え方で、このさいベア型ファンドを除去し、しかもコモディティー・ファンドはこの調査(8月1日時点)以降もどんどんパフォーマンスを落としている筈だから(=原油安)、それを差し引けば、ほぼバイオ、ゲノムの独壇場なんです。

バイオやゲノムと言えば、「駄目ファンドの見本」とずっと思われてきました。それがこれだけ上位に食い込んでいるということは、このセクターに何かが起こっている、、、そういうフレッシュな発想を持つべきだと思うんです。

あ、念のために言葉を添えておくと、僕はこの記事にリストアップされた投信はどれも買いたくないと思います。その理由は販売手数料がバカ高いから。

バイオをプレイするなら、ひとつ前のエントリーで紹介したIBBを買えばそれで十分。


posted by 踏み上げ太郎 at 09:56| Comment(2) | セクターETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月24日

iShares NASDAQ Biotech (IBB) バイオのETF

バイオテクノロジーのETF、iShares NASDAQ Biotech (IBB) を紹介したいと思います。


バイオテクノロジーのセクターは今、アメリカ株の中でも元気の良い業種のひとつです。

バイオが人気になっている理由は幾つかあります。

先ず第一にバイオというのは景気が悪いときに物色の矛先が回って来やすいセクターなんです。

『おかねのこねた』のブログをやっている春山昇華さんは彼のブログの中で「困ったときのバイオ」という表現を使っていたと思うけど、これなんか「言いえて妙!」と思わず膝を叩いて笑ってしまいました。

それじゃ何故、景気が悪いときにバイオが良いか?というと、バイオは病気に関するビジネスだから、景気の良し悪しに全然関係ない。そこが気に入られる理由の第一番目なんですね。

それから、これは最近はだんだん当てはまらなくなってきていますが、昔はバイオの企業は殆どどこも売上も利益も無かった。

すると不景気で利益が無くなる心配をする必要が無いのです。(だって元から利益が無いのですから!)

そんなわけで、例えばアメリカでは1990年代初頭の不景気のとき(=今回と不景気の性格が似ていると言われています)、バイオが人気化しました。当時と同じノリになってきている、、、。

それから今回はこれまでの不況期に無い、新しい強気材料というのがあります。

その一番目は同じく不況期に人気化する薬品セクターが今回は駄目だということです。薬品各社は2011年にパテント切れになる大型薬が沢山あり、これが「2011年問題」と呼ばれるほど深刻なリスクとなっています。だから、、、薬品株は買えない。

するとバイオだけに資金が集中するわけです。


加えて今は新薬のパイプラインに不安を抱いた薬品会社が、積極的にバイオテクノロジーの会社を買収するということが起こっています。

例えば武田薬品がミレニウム(ティッカー:MLNM)を買収すると発表したことは皆さんもお聞きになったでしょう。

でも何と言ってもインパクトが大きかったのはロッシュによるジェネンテック(ティッカー:DNA)への買収提案だと思うんです。

ジェネンテックは世界のバイオ企業の中でも最大級の会社ですから、これが非公開化されるとバイオ専門の投信などの資金はまた別のバイオ株に再投資されないといけない、、、。

すると突然、バイオ株全般にミョウな「品薄感」すら出てくるというわけ。

あと最近の大手バイオ企業の業績を見ると、昔と違ってちゃんと利益を出している企業も随分、増えました。つまり正攻法で業績という手掛かりからも買える企業はゴロゴロある。

さて、iShares NASDAQ Biotech (IBB)の話に戻ると、同ETFに組み入れられている銘柄は:

ギリアッド(GILD) 9.94%
アムジェン(AMGN) 8.56%
セルジーン(CELG) 6.94%
テバ・ファーマ(TEVA) 5.82%
バイオジェン (BIIB) 4.25%
ジェンザイム (GENZ) 4.17%
バイオマリン (BMRN) 2.5%
イルミナ (ILMN) 2.3%

などです。




posted by 踏み上げ太郎 at 23:45| Comment(7) | セクターETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月30日

セクターETFを使いこなす 米国株の場合

米国の株式市場は年末にラリーするケースが多いことが知られています。

米国の株式市場のアノーマリーに関する研究では『ストック・トレーダーズ・アルマナック』のイェール・ハーシュさんの長年に渡る研究が良く知られています。

ハーシュによると、その中でも次に掲げる各セクターはとりわけ季節性が高いそうです。

通信:
平均リターン=21.2%
買いタイミング=9月末
売りタイミング=1月中頃

市況株:
平均リターン=21.8%
買いタイミング=10月はじめ
売りタイミング=5月中頃

ハイテク株:
平均リターン=22.8%
買いタイミング=10月はじめ
売りタイミング=1月中頃

インターネット株:
平均リターン=25.6%
買いタイミング=10月はじめ
売りタイミング=1月はじめ

素材株:
平均リターン=20.0%
買いタイミング=10月中頃
売りタイミング=5月中頃

不動産株:
平均リターン=23.3%
買いタイミング=10月のおわり
売りタイミング=7月のはじめ

半導体株:
平均リターン=20.7%
買いタイミング=10月はじめ
売りタイミング=12月のはじめ

ここで言う「平均リターン」は、それぞれのセクターの季節性が始まる時期から終わりまでの期間にそのセクターを保有した場合の過去5年の平均リターンです。

例えば「通信セクターに関しては9月末に買い建てして、1月中頃に手仕舞えば平均して21.2%儲かった」という風に読んで下さい。

それでは具体的にどんなETFを利用して上のようなトレードを実施すれば良いのでしょうか?。

通信では:
iShares S&P Global Telecommunications (IXP)

市況株では:
Select Sector SPDR Materials (XLB)

ハイテクでは:
Select Sector SPDR Technology (XLK)

インターネットでは:
Merrill Lynch Internet HOLDRS(HHH)

素材では:
Vanguard Materials VIPERs (VAW)

不動産では:
iShares Cohen & Steers Realty Majors (ICF)

半導体では:
iShares Goldman Sachs Semiconductor (IGW)

というETFがあります。
posted by 踏み上げ太郎 at 02:30| Comment(1) | セクターETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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